もう建前はいらない!「採用直結型インターン」の何が悪いのか?
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「実際のところ、会社のなかはどうなってるの?」
キャリアアドバイザーを勤めているとき、転職希望者の方々が最も価値を感じていただけた情報はこれでした。
もう既に、社内を隠してキレイなところだけを見せ、求職者を騙して入社させる時代は終わりました。
入社前後のギャップが無いか、本当に自分の求める環境かどうか、企業が欲しい人材たちが気にしているのはここです。簡単にまとめると、2019年3月に経団連の代わりに政府が発表した「就活ルール」には「採用直結型インターンの自粛」と書いてあるが、採用直結型インターンの何がアカンの?という記事。
この主張の根拠は下記の4つ。
①自粛して欲しい理由が「学業が疎かになる」という話だが、就活だけが疎かになる理由にはならない
②採用直結型でないおかげで、学生側も企業側もインターンに対して取り組むスタンスが中途半端になってしまう。(互いに良くない)
③事実上、採用直結型インターンになっている企業は多い。(「内々々定」なるものがあるくらい)
④インターンは企業の内情を見てもらう良い機会なので、採用と結び付けるのは理にかなっている。
以上。
この記事のように新卒採用系の記事が分かりづらくなってしまうのは、そもそもルールと実情があっていないから。
真面目に書けば書くほど回りくどい説明になってしまう。インターンシップへのコストのかけ方が、年々熱を帯びてきています。内定者の半分はインターンシップで接触しました、という企業も少なくはありません。
ただ、この議論は「首都圏」が中心です。さらに言えば、地方大都市を除くと、忘れ去られているのでは?と疑うくらい、情報が届いていません。
就活機会数は直接的に合否に関係するので、夏休みにインターンシップへ参加するだけで往復5万かかるような本州以外の学生は不利です。
採用年度に関係のないインターンシップや就活イベントが増えることで、地方学生が少しでも早い時期から情報を仕入れられる環境に、社会が変化していければなと思っています。