【直伝】「自己満」は売れない。世界がハマる音小説はこう作る

2019/8/11
2019年2月、ストリーミング大手のスポティファイが、2.3億ドル(約240億円)かけてポッドキャストの制作会社「ギムレット」を買収した。
盛り上がりを見せるアメリカのポッドキャスト市場において、ギムレットは犯罪ドキュメンタリーからビジネス、フィクションに至るまで、質の高い話題作を生み出し続けている。
中でも注目を集めたのが、2016年にリリースした社会派サスペンス「ホームカミング」だ。2018年にはアマゾンプライムにてジュリア・ロバーツ主演で実写化された。
NewsPicks編集部は、ギムレットのフィクション部門を立ち上げた立役者であり、ホームカミングのプロデューサーを務めたイーライ・ホロウィッツへのインタビューに成功。
彼らがいかにしてヒットコンテンツを作っているのか、その秘密を特別に明かしてもらった。
(出典:Gimlet)
「ホームカミング」のあらすじ

舞台は、帰還兵の社会復帰を支援する施設「ホームカミング」。そこで働くカウンセラーのハイディを主人公とした物語。表向きは帰還兵が一般市民の生活に順応できるようにするプログラムだが、次第に別の目的が明らかになっていく。

音の力は、「会話」に宿る