新時代のマーケティング戦略論 <第2回>SDGsとマーケティング(前編)
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注目のコメント
SDGsの議論は、顧客体験の構築の話と相まってこれからマーケティング分野でも多く扱われる様になると思う。ことに時代がアジェンダ設定が大事な方向に動いているので、なおさら。
CSRという言葉が広まって気がつけば20年ほど。同時にサステナビリティーが大事らしいという意識は広まったけれど、やはり経済環境次第だし、直接収益に結びつく動きがあれば人はそちらに飛びつく。
けれど、何かしなきゃいけないんじゃ?という思いも消えないもので、収益に直接結びつきそうに見えにくいことだからこそ、ことに日本企業は何かの拠り所があると動きやすい…これに則ってれば批判されない&これに則ったなにかをやtれないと批判されるとなると動き出しそうですよね〜。どうなって行くのかいろんな意味で楽しみ。認知はされていても、まだ一部の大企業以外は実感レベルになっていないSDGsに関する考察。
文中にもあるように、確かにSDGsは自分のような中小企業(というより零細)には遠い話のように聞こえます。
ただ、
「SDGsに取り組むことが難しい」と回答した企業のうち、約3割の企業は既にSDGsに当てはまる、社会貢献に資する何らかの活動に取り組んでいると答えたのです。
という記述の通り、そう言われてみれば零細だからなーんも社会貢献してない、というわけでもない。
会社をやっているからにはほんのわずかでも社会の役に立ちたい、と思っている経営者は自分以外にも多いはずです。
しかし、顧客はおろか社員にすら発信してないので、傍目には何もやっていないのと同じ。大したことはしてないし…ということで、自分の意識の中にもSDGsなんてほとんどない。
中小企業は、こんな自分みたいな意識から変えることが必要なのかもしれませんね。SDGは資金調達とリスクにも関係しています。
貸し手(特に生損保等の機関投資家)はSDGの環境や社会の要素を取り入れた企業やプロジェクトを優先的に検討する傾向があります
(これをESGと呼ぶ)。一部の金融機関や投資家はESGが無い物には投資しないとの方針をとっています。
また格付会社は環境や社会への配慮や対応力を格付け反映していく流れもあります。SDG(特に環境と社会)はガバナンスの一環として求められる世の中になりつつあり、自分の会社が公開会社で無くとも取引先が上記の観点よりSDGを強く意識しているケースも多くマーケティングに反映すべき要素とも言えるでしょう。
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