[東京 30日 ロイター] - 任天堂<7974.T>が30日発表した2019年4―6月期連結決算は、営業利益が前年同期比10.2%減だった。主力の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」やソフト販売は伸びたが、コストも増えた。為替差損の発生が響き、純利益は45.7%減少した。20年3月期(今期)の連結業績予想は従来のまま据え置いた。

営業利益は274億円で、リフィニティブが集計したアナリスト10人の予測平均値400億円を下回った。

純利益は45.7%減の166億円となった。円高ドル安に伴う為替差損が120億円発生したことなどにより、利益が押し下げられた。

売上高は2.4%増の1721億円。ニンテンドースイッチの販売台数は13.2%増の213万台、スイッチ向けソフトの販売本数は25.9%増の2262万本だった。

9月20日にはニンテンドースイッチの携帯専用機「ニンテンドースイッチライト」を発売する予定で、今期のニンテンドースイッチの販売は1800万台を計画している。

一方、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売は44.9%減の20万台、3DS向けソフトの販売は49.7%減の148万本だった。