【直伝】中国で、あなたのスマホは「丸見え」だ
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2019年8月7日、追記
8月5日に、北京の老舗の新京報という新聞が、スターのプライバシーが、その「地下社会」の情報の売り買いによって流出したという記事を載せています。
微信などSNSを通じた情報売り買いの様子は私が本文で記述した通りです。
中国語ですが、写真は見れますので、ご興味あるかたはどうぞ。こういう記事や話は中国にあふれるほどあります。
http://www.bjnews.com.cn/news/2019/08/05/611441.html (記事)
また本文中のテレビ報道の具体的な内容やその解説について、さらに詳しくはhttps://amzn.to/2YLnfQJ こちらです。有料でもあり当初載せない予定だったんですが、ご案内まで。
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こんにちは、筆者です。
スマホの話もさることながら、伝えたかったのが、その背後にある中国人のネットワーク社会です。
日本と違うのは、
ネットワークは法を超える。
ネットワークの中で利益を取っていい(日本だと嫌われますよね)。
良くも悪くも、中国はこの個人の繋がりによるネットワークで出来上がっていて、共産党もある意味、ネットワークです。共産党の位置は、法や政府の上です。
あと、中国へ行かれたときは、
港湾エリアなどで、むやみに(正体不明の)建物の写真を撮らないほうがいいです。
軍事施設があることも多く、スパイと間違われ、拘束されることがあります。
町中でも『軍区』と看板が出ている場所は注意! 北京市内でもけっこうあります。
本日から3回で、中国の本質が伝わるようにと思って書きました。どうぞぜひご一読ください!中国在住19年の作家、谷崎光さんによる「中国人が、絶対に日本人に教えないはなし」です。その第1回目は、クレバーな中国人たちが、どのような皮膚感覚で監視社会を上手にくぐり抜けている(もしくは一部黙認している)のかというのがテーマです。
記事後半にある「五つ星ホテルにチェックインすると、なぜか電話やメッセージ、はたまた部屋にまで営業がくる」というのは、2006年から中国を取材している、私も何度も経験したことがあります(笑)。それをまた平然とオペレーションしている、ホテルスタッフもすごいなと驚いたものです。最近は、めっきり減った印象ですが。
中国の生活に溶け込んでいる人しかわからない、視点を連載コラムとしてお届けします。ぜひご一読ください。これはすごい。そうなんだろうなー、とは思っていましたが、これが現実なんですね。
そして、こういう世界にずーっと住んでいると、プライバシーに関する感覚がそうでない世界とは違ってしまうので、個人情報をとることを悪いと思わないようになりそう。
だから、フアーウェイには引き続き疑惑をもっています。端末でもやはりこういう問題が起こりそうで、しかも中国側は「悪気ない」「悪いことをやっていると思っていない」。
プライバシーの感覚は文化により本当に違います。日本の戸籍制度は、アメリカ人から見たら「超ダメなプライバシー侵害」に見えますが、日本人はなんとも思いません。中国は、アメリカにバシバシハッキングしていますが、もしかしたら、そもそも悪いことしてるとは思ってないのでは?