人工乳房が原因で33人死亡 メーカーが自主回収

コメント

注目のコメント

• 山田 悠史

  マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

  ・2019年07月25日

  乳房のインプラントにより悪性リンパ腫のうち未分化大細胞型リンパ腫と呼ばれるタイプのリンパ腫が生じる可能性があることが以前より指摘されています。
  
  その発症メカニズムは不明ですが、人体に異物を長期に埋め込むことによって生じる慢性炎症がその原因の一端を担っていると考えられています。
  
  頻度は不明ですが稀な合併症であること、初期にはインプラントの近傍に生じるため診察や画像検査で診断しにくく見逃されやすいため、発見が遅れてしまうこともあります。
  
  インプラントではなく自己の組織を使用する方法ならばリンパ腫の報告はありませんが、身体の他の部位を傷つけなければいけないこととそれに伴う合併症のリスクがあり、一長一短です。
  
  将来的には、iPS細胞を用いた乳房組織構築による代用なども解決策になるかもしれません。
• 神立 進

  東京洪誠病院 画像診断専門医

  ・2019年07月25日

  慢性の刺激がいけないんだろうと思います。
  
  ほとんどすべてのガンで、慢性の刺激による炎症がかなり大きな要因であることがわかっています。
  
  アルコール摂取ーーー＞咽頭がん、食道がん。
  ピロリ菌による炎症ーー＞胃がん
  化学物質ーーー＞胆管がん。
  ホルモンによる乳腺刺激ーー＞乳がん。
  子宮頚部の慢性炎症ーー＞子宮がん。
  タバコーー＞咽頭がん、肺がん、膀胱がん。
• 九州 人