スイス中銀の利下げ観測強まる、ECB理事会を控え
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SNBの政策決定のインターバルを前提とすると、ECBによる金融緩和については、今回だけでなく9月の分も考慮に入れることになります。
国内の景気自体は決して悪くなく、スイスが国際競争力を有する財の輸出はまずまずであり、以前に比べると国内不動産に対する投機的な資金流入も目立たないだけに、問題の焦点はスイスフラン高に伴うインフレ低下圧力です。
この点も現時点のファンダメンタルズに照らすとそこまで深刻ではないように感じますが、為替レートの動きにいったんモメンタムがつくと、あとで止めることは難しくなるだけに、当局側にとっては警戒姿勢をアピールしておくことが重要になります。