【KING語る】「ゴール」で得られない喜びのために選手であり続けたい
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注目のコメント
KAZUさんにインタビューするという大変光栄な機会をいただきました。
僕は20代の頃、メンタルの不調に陥り、そこから復活した際に、「(同い年の)KING KAZUをライバルに、生涯かけていつか追い抜くぜ!」と意味不明な目標をたて、周囲の失笑を買う、ということがありました。
KAZUさんがサッカーを通じて人々に勇気を与えているから、自分も仕事の世界で人々に勇気を与えるんだ、と思い、何十年も、KAZUさんの背中を追い続けてきました。そして、いつかお会いしたい、お会いしたいなぁと思っていてのこの機会、本当にありがたく受けさせていただき、彼なりのメッセージを引き出そうと頑張りました。
面と向かったKAZUさんは、とても気さくでフラットな印象であり、少年のように屈託のない笑顔を見せる方であり、かつ相手へのリスペクトを感じる、とても素敵な方でした。そして発言のひとつひとつは、僕らが仕事をするうえで本当にためになるメッセージでした。その要素が少しでも伝わればいいなぁ、と思っています。
なおKAZUさんのスポンサーであります西川さんのエアーは、僕も使っていますが、これで寝るようになってから、姿勢が正しくなり五十肩が治るほどのインパクトでした。エアー仲間として私も付け加えておきます。2008年頃横浜FCでお会いしたことがあります。
オフィシャルサプライヤーとしてスーツの採寸に行ったのですが、モードはまだニュートラルでなくストイックだったと思う。
顔面脂肪率ゼロ、骨と筋肉しかないこんなにも引き締まった顔があるのかと驚きました。
一方で、みなさんジャージで採寸にくる中ひとりカズさんは私服のジャケットにストールで登場。
『このジャケットはTIE YOUR TIE、ユナイテッドアローズでもTIE YOUR TIEやっているよね』
『このストールはアローズで買ったよ 凄く気に入ってさ』
私達ユナイテッドアローズのスタッフと会話するために私服に着替えてきたわけです。
人の上に立つ人の仕事、モチベートというものを生で見た気がしました。この記事の中で出てくる興味深い点はいくつもあるのだが、一番気になったのは、「好き」とか「楽しい」というのは一体何なのだろう、ということ。
好きだから頑張れる、というのはわかるのだが、でもここでいう「好き」とは何なのだろうか。サッカーが本質的に楽しいから、とするならば、なぜ多くの選手は30すぎで引退するのか説明がつかない。
「楽しい」からといって、50を過ぎて体を維持することは想像以上に大変なはずだ。
もしかすると、カズは時間軸を現在にのみ絞って、そこに集中することで、喜びや楽しみが見つかる、と語っているのではないだろうか。