コマツ、装甲車輌開発から撤退
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装甲は衝撃を何発も食らうと熱で弱くなる為、装甲車に使用する薄くて、軽く、かつ安定した防弾性能を持つ装甲板を作るのは意外と難しいと言われています。
防弾装甲は久しく陸上戦闘を経験していない日本にとっては、経験の蓄積がなく、実は技術的に非常に弱い分野なのです。
コマツが製造していた96式装輪装甲車はゲリラがよく使うAK47カラシニコフ弾にようやく耐えられる程度の防弾性能しかなく、本格的な戦闘に耐えられないことは以前から指摘されてきました。
一方、諸外国、例えばアメリカの装甲車ストライカーは14.5ミリ重機関銃を完全に防ぐほか、オプションのスラット装甲を使えばRPGの直撃さえ凌ぎます。
実際湾岸戦争の時は、RPG7を9発も食らったのに、乗員が全員生還したなんていう嘘のような話さえあります。
残念ながらこうした技術を持つ会社は現在の日本にはありません。
日本は防衛に関しては高度な技術を持つと信じられ、実際に一部は確かにそうなのですが、案外心もとない分野も多いということなのです。