【証言】創業者・三木谷浩史とはどんな人物か?
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注目のコメント
三木谷さんは、社員全員にアントレプレナーであってほしいと思っています。三木谷さんに刺激を受けすぎて、「自分の事業を自分の責任でやるんだ!」と飛び出す人が結構たくさんいて、それを止めるのは難しかったです。(IR部の部下にも何人かいました)
起業以外にも、ベンチャーで創業者を支える役割を果たす人もたくさんいます。私は現在アライドアーキテクツ株式会社の社外取締役を務めていますが、代表取締役社長の豊増氏は楽天時代の同僚で、創業者会長の中村氏とともにダブル代表でがんばっています。(この取材場所はアライドアーキテクツ)
楽天の従業員数が10倍くらいになり、ドメスティックな営業中心の会社からグローバルなテック企業に変わりつつある過程では、色々な仕組みを取り入れることが必要でした。楽天やNEC時代の経験(数多くの失敗含む)があったからこそできる執行への助言もたくさんあると感じています。
(追記) 三木谷さんの魅力は、エンパワーメントの理念がブレないこと。そして周囲の人は三木谷さんに振り回されているようで、その行動に付いていけば、ひとりでは見えなかった新しい景色を見せてもらえることです。なかなか言語化できなかったのですが、元楽天社員と会話してようやく言語化できました。内輪ながら三木谷さんの最もすごいなと思うところは、0→1、1→10、それ以降、の全てのフェーズができる経営者であるというところです。
日本では他には、孫さん、柳井さん、永守さんぐらいではないでしょうか。
また、R-payやメルペイのように経済圏に直結するものを除くと、社内ベンチャーがなかなかうまくいかないというのは楽天に限った話ではないと思います。
・ローリスクのため、どうしても責任者(トップ)の覚悟が甘くなる
・意思決定のスピードが遅くなる/判断軸に社内事情が絡みやすい
・社内のリソースは使えても、外部との連携に制約条件がつく
などが大きな理由だと思います。決算発表の裏側、なかなか聞けない面白い話です。
三木谷さんの急な指摘が結果的に超的を得ている話を他の方から最近聞きました。
ただ、インプット量と広い視野で会社を俯瞰して考える時間の違い、消費者・投資家目線で意見や報告を聞くから。現場からすると斜めの意見が飛んでくるイメージと感じた次第。
つまり現場にもそういう視点が求められる。
経済圏についてはそのアイデアが現場から出て合致し、本当に褒めた気がします。
神格化は、将来のリスク。