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コメント
注目のコメント
10年以上経ってだいぶ風化しているのですね、知らないというコメントが多く意外でした。あれほど衝撃的な社会現象でも10年経てば世間は忘れると。
楽天よりGMOのほうが当時大変でしたし、そもそも消費者金融という産業ごと葬られトップ3含め全てが一夜にして実質的に国家により死刑宣告を受けたに等しいという強烈な出来事です。
先週日本に帰国してテレビをつけたら、消費者金融のCMがヘビロテで流れていたのに違和感を感じました。時代は繰り返す。かつて銀行やITベンチャーは、消費者金融会社や信販会社をこぞって買収していました。金のなる木だったからです。
しかし貸金業法の改正で、それまで高収益を上げていた消費者金融業界は、過払い請求の嵐に襲われました。
GMOも大変な目にあって、消費者金融会社を500万円で譲渡。社長の個人資産を損失に充てました。
楽天も相当苦労したことでしょう。それを乗り越えて、今やカードを柱とするフィンテック事業は、コマース事業と並ぶまで利益を出すようになりました。
刻々と変わる環境変化と業務内容をしっかり把握して発信しなければならないIR。「戦記」というタイトルの理由がわかりました。風説に対峙するマネジメントとIR担当は、極めて強い緊張感に襲われます。
株価下落が更なる憶測を呼び、健全な会社でさえ資金繰り破たんに追い込まれることもありますから。
一方で、今回の話題の過払いですが、以下に保守的予想をしても常にこれを上回る請求がくるので、終わりの見えない戦いだったと思います。
弁護士事務所や司法書士法人のマーケティングがかなりの原動力になったわけですが。結果的に大手の大半の消費者金融専業と多くのクレジットカードが、大手銀行傘下に入ったわけで。