【実話】楽天を苦しめた「過払い金という地雷」

2019/7/24
現在、マザーズ上場のIT企業で社外取締役を務める市川祐子さんは、新卒で入社したNECで12年働いた後、楽天に転職。2005〜2017年まで在籍し、IR部長まで上り詰めた。
その間の楽天は、“超拡大フェーズ”にあり、連結従業員数は、2004年末の約1000人から、2013年に1万人を超え、2015年末には1万3000人まで膨れ上がった(現在は約1万7000人)。
市川さんは、楽天で株主・投資家との窓口となるIR部門で成長資金を集めるために奮闘した。
第1回の記事では、在籍した12年間を振り返り、楽天での「3大事件」を挙げてもらった。
今回の記事では、「公募増資」「東証1部への市場変更」とともに「3大事件」に挙げた「過払い事件」について語る。