答えのない時代にこそ必要。「良質な問い」を生む対話法
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注目のコメント
記事内容に同感です。唯一の答えがあって、スッキリしないと前に進めない、だと今の環境下ではなかなか勝ち筋が見つけられません。
唯一の絶対解は無いと割り切り、問いを持ち考え続け、曖昧力(曖昧な環境でも試行錯誤しながら前に進める力)を発揮する事が重要だと思います。
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──疑問を持ち、答えのない状態に、社員は納得できるのでしょうか? やはり答えのない状態が続くことに不安が残るのではと思いますが?
安藤 その人の中に残っている問いは、世の中や自分の心の動きを察知するアンテナの代わりになります。そのアンテナが立っている状態のほうが、一時の答えを得るよりも大事なことではないでしょうか。
答えを出して、問題解決ができたと思考を止めてしまうことのほうが、今の時代はリスキーです。
完全な答えなどないことを理解して、常に問いを立てて、アンテナが立っている状態を作り出すのです。アンテナを立たせることで、次の興味関心に移り、視野を広げることもできます。「モヤモヤは原動力になる」
まさにそのとおりで、いい記事でした。
一方、「良質な」問いを生み出さなければいけないと考えてしまわないように気をつけないと行けないと思います。問いは何でも良いのです。
NPでもよくとりあえげられるような気がしますが、日本人は「そんな馬鹿な質問しやがって」と周りから思われるのを恐れて講義・会議中は黙って後でこっそり議論をする傾向があると指摘されます。海外では逆で、どんな質問でもしたもの勝ちで発言しないと「いなかった人」扱いされることも。とにかく質問・発言しまくります。
1つの至宝の問いを生み出そうとすると大変で、「100の問いを生み出し、その中に1つでもキラリと光るものがあれば儲けもの」と考えたほうがうまくいきます。
そして、これって広告代理店のコピーライターの方がよく使われる手法です。私たちは日々「答え」ばかりを探していないでしょうか?
これまでの日本の教育の弊害とも言えますが、自戒も込めて考えていた時に、問う力の大切さを今回のインタビューで感じさせていただきました。
答えを探す方が時には簡単だからこそ、良質の問いを生み出せるように、日々このメソッドに基づく考え方を心がけたいと思います。