【対談】パフォーマンスを最大に引き出す「攻めの睡眠」
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とても面白い!私も移動が多くて時差ぼけ対策は何より優先している課題なので参考になります。時差ぼけにはメラトニンを飲むのがやっぱり効きますよね。
寝る前に面白すぎない本を読むのもいいですね。私も経済学者の本などを読みながら寝るのが一番スーッと寝れます。スマホはベッドルームには持ち込み禁止ですね。
食べることと運動することは科学や医学が浸透して私たちのリテラシーも上がっていますが、もう一つ大事な「寝ること」に関してはこれからもっと科学や技術と融合してより質の高い睡眠を得るためにどうすればいいか考えることが身近になってきますね。科学的根拠が十分成熟していない睡眠の世界は、基礎研究の結果から現実世界で起こっていることを想像したり、経験論で語ることしかできません。
これはひと昔前の医療に似ていて、経験論の外挿とその失敗から、EBM(Evidence Based Medicine)の概念が生まれました。
しかし、残念ながらEvidence Based Sleepは2019年時点では実現不可能です。「極上のスマート睡眠」を目指す方は他者の「睡眠術」を読んで分かった気にならない、ということが重要かもしれません。
一方、わからないことが多い、というのはチャンスでもあります。研究者にとっては宝の山で、これから面白い領域だと思います。話を聞いていると、いかにアスリートが睡眠を「自分ごと」と捉えているかがわかります。定説ももちろん大事ですが、自分に合った睡眠術を自然と身につけているのだと感じました。
そういう意味で、「歯切れの良い指南はそれはそれで怪しい」と白濱先生が話していたのも納得です。取材中、何度も明確な正解が欲しいと悶々していましたが、人それぞれに最適な睡眠メソッドがあり、それをいかに見つけられるかのほうが重要なのだと思います。
僕もとりあえず、毎日同じ香りをたいて寝るという実験を始めました。