日本の「ブラック校則」を海外から見て思うこと
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注目のコメント
「ルール」は本質的に手段です。
なんの手段か?
組織の目的を達成するための手段。
例えば、「スカートの長さは膝下10センチ以上、20センチ以内」みたいな校則は、一体何を目的とした中でのルールなのかということを、「校長をはじめとして、教師などのいわば組織の統治側の人間」がどれだけ共通意識を持てているかということが重要です。
イケテナイ組織は、突き詰めると「組織の維持のため」となっていることが多く、それが会社なら「こんなクソみたいな会社はやめまーす」とできますが、「学校」だとなかなかそうはいかないので本当に罪ですよね。
しかも「こんな大人になりたくない」という大人が沢山いる環境で学ばないといけないのは地獄です。
個人的には、ホームページなどに全て校則を公開した上で、子どもたちや親御さんがそれらも踏まえて学校を選べるようにして欲しいですよね。
大抵の場合、校則自体は非公開で、入ってから知らされることがほとんどですから、フェアじゃないです。校則が厳しい事とブラック校則を混同してませんか?
ブラック校則は毛髪の色や下着の色を指定するなど、著しく子どもの人権を蔑ろにするルールです。
それによって、例えば元の髪の色が明るい子どもや天然パーマの子どもが自毛証明書を出さないといけない。教師から責められる。
酷いケースだと黒染めを強要される。
そして、その証明書を出さないといけないというルールがいじめのきっかけになったり子どもへの多大なストレスになるのです。
それが本当に悪くないと思うのですか?
髪の毛くらい、黒色に染めればいいじゃないか?
世の中は理不尽な事だらけだから、子どものうちから慣れておけ?
おかしくないですか?
そんな理不尽な校則は本来の子どもの為を思う厳しさとは異なります。
私はブラック校則は即刻廃止すべきであると考えます。11月に「ブラック校則」という映画が公開されますが、この記事に出てくる本は、その原作ではありません。
「ブラック校則」という言葉が、一般名詞化されているということでしょうか...。