“歴史学×システム工学×食” 再発見した江戸のサステナビリティ
コメント
注目のコメント
表題に書いてある「サステナビリティを表す事例」が思いのほか少なくて残念。
例えばタンパク質豊富で長期保存可能な「味噌」などは昔は戦陣食としてよく使われていましたが、これが庶民の味として爆発的に広まったのは江戸時代と言われており、そういった事例も「味噌」の持つ長期保存性を考えると、サステナビリティを表す事例としてあげても良いのかもしれませんね。
ただ前半に書いてある「情報の不完全さ」についての記述は面白いと思いました。
食材と食材のマッチング、フードプリンティングなど、突き詰めれば美味しいものができるのかもしれませんが、その分失う「伸び代」もあるということでしょうね。
このような技術革新によるトレードオフは「食」以外にも起こりうることだと思います。
> 情報の不完全さゆえに、当時のレシピには調理者や地域における創意工夫の余地が大きかったはず。それが結果として“おふくろの味”や“名物料理”と呼ばれる文化を育んだと考えられます。江戸時代のレシピ本をシステム工学的にアプローチ、面白かったです!
ざっくりとした情報ゆえに、地域によって、家庭によっての違いが出てきたのですね。あと本題とは逸れますが、私たち日本人はすでに江戸時代から卵に「ふはふは」を求めていたのだな、と感慨深い気持ちになりました。笑異分野の研究領域を融合して、江戸の食文化を再評価しサステナブルな食をデザインする。刺激的で魅力的な試み。専門のタコツボ化を脱する融合力、横断力が大事になってきました。