[東京 11日 ロイター] - 日立製作所<6501.T>は、51%を出資するグループの中核企業、日立化成<4217.T>の売却手続きに入った。8月9日に1次入札を締め切る。複数の関係筋が11日、明らかにした。

関係筋によると、日立は持分の全てを売却する意向で、国内外の投資ファンドや事業会社が関心を示している。日立化成の時価総額は6000億円超。買収者が全株式の取得を目指す可能性もあるという。

日立は売却により、インフラ事業を核とした「選択と集中」を進める。

日立はファイナンシャル・アドバイザーにメリルリンチ証券、日立化成はゴールドマン・サックス証券を起用した。

(藤田淳子、布施太郎)