顧客との日常のつながりからインサイトを得る方法 顧客体験をイノベーションにつなげる
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
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注目のコメント
必ずしもユーザーの意見が正しいのではなくて、売る側がインサイトに気づくことの方が、重要。逆にユーザーとのコミュニケーションの中でユーザーが気づくケースもある。
それが継続的にできる営業がいる会社は強い。
この記事とは関係ないが、セールスフォースが世界No. 1であり続ける理由の1つもこれだろう。課題発見の真骨頂
→"たとえば、こんな事例がある。水泳初心者の中に、プールに数回通っただけでやめてしまう人がいることに、アリーナの営業担当者が気づいた。すると、その顧客セグメントは何かありそうだから探ってみようということになった。
そこで営業担当者がオブザベーション(顧客観察)やヒアリング調査を行ったところ、このグループは初心者が共通して悩む、息継ぎの方法でつまずいていることがわかった。息継ぎが上手にできないと水をかく動作に支障が生じ、水中でスムーズに動けなくなる。
このインサイトを基に、アリーナは「フリースタイルブリーザー(自由型用息継ぎ器)」という、それまでにない製品を開発した。市販されているほとんどのゴーグルに取り付けられる、プラスチック製の2枚組の羽のような器具で、主に3つの機能がある。バウウェーブ(船首波)を高めるため、エアーポケットに楽に呼吸できるようになる。口と鼻に水しぶきや滴が入らないため、呼吸が邪魔されない。そして、水を吸い込む不安やリスクが減ることから、頭や体が回転しすぎるのを防ぐ。"