米カリフォルニア南部でM7.1 ロサンゼルスでも揺れ
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地震が発生したのはロサンゼルスから北に200kmほど離れたリッジクレストという町で、現地時間4日午前にもM6.4の地震が発生しておりニュースとなっているところでした。4日の地震の当初から、より大きな地震の可能性が取りざたされていましたが、懸念が的中しより大きな地震が発生してしまったという状況です。
気になるのはプレート境界でもあるサンアンドレアス断層との関係ですが、今回の地震はサンアンドレアス断層から北東方向に100km以上離れたところで発生しており、プレート境界型の地震ではないと考えるのが自然です。プレート境界の動きにより、北米プレート内に発生した活断層による地震であると考えられます。地震のメカニズムは東西方向に張力軸をもつ横ずれ型と解析されており、これはサンアンドレアス断層の動きとも整合的です。
今回の地震はM7.1で、日本でいえば熊本地震の本震に相当する規模の揺れでした。震源の浅い地震であったことから局地的には揺れが大きかったと考えられ、周期1.0秒の揺れにおける加速度の分布を見ても600galを超えている点が多く日本の震度階級でも震度6強から7相当の揺れがあったのではないかと推定されます。4日の地震ですでに警戒態勢にあったことが幸いしてか大きな人的被害の情報はありませんが、現地の状況は心配されます。
なお、サンアンドレアス断層についてはロサンゼルスの北60kmほどのところにありますが、過去300年間においてこれが活動した記録はないものの、いずれプレート境界型の大地震が発生するものとして警戒されています。米地質調査所によれば、今後30年間でM8.0以上の地震が発生する確率は7%とのことです。94年のノースリッジ地震ほどではないが、LAから近いし規模も大きい。というか連続して発生ない⁉︎
4年間のLA在住中、東京の人が地震と呼べるものはほとんどなかったが、そもそもは有名なサンアンドレアス断層が走るところ。
映画「San Andreas 」(邦題「カリフォルニアダウン」)は、カリフォルニア州が北から南まで地殻変動で破壊される話。
https://youtu.be/yftHosO0eUo
https://youtu.be/23VflsU3kZE
映画自体はC級だったが、こういう面もあることを時々思い起こしてしまう。