“研究室発ベンチャー”の強みとは？「量子コンピュータ」「量子アニーリング」に取り組む2社が見据える、社会実装への道のり

コメント

注目のコメント

• 山崎 俊彦

  東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻　教授

  ・2019年07月06日

  記事のまとめに
  「量子計算機が古典計算機より優れている」
  とありますが、これは結構多くの人が持っている誤解で、
  「量子計算機が古典計算機より優れている計算分野がある」
  の間違いです。すべての計算において量子計算機が優れているわけではありません。なので、古典的計算機の完全なる置換には(いまのところ)なりえません。
  
  そう入っても、古典的計算がもっとも苦手とする組合せ最適化などで量子計算機は威力を発揮するので、ぜひ社会実装まで頑張ってほしいです。
  
  
  (完全なる蛇足)
  あと、右側のフェンスと左側に映るビル群の景色から想像するに、東大赤門からちょっと南に移動したところで撮られていますね。
• 加茂 倫明

  株式会社LabBase 代表取締役CEO

  ・2019年07月05日

  実現が不可能だと証明されるまで、「なにかしらの方法はあるだろう」と信じ、ひとつずつ障壁乗り超え、社会実装に取り組んでおきます。それができるのは、研究者を中心としたプロフェッショナル集団だけです。
  
  研究者の研究は、短期でちょっとした影響を与えるものでなく、長期的にどこかで、指数関数的な爆発力で社会にインパクトを与える。
• Kimura Masataka

  外資系IT Consultant

  ・2019年07月21日

  "量子アニーリングには、量子力学だけでなく、統計力学、数理最適化の専門知識も必要です。収束のしやすさや、パラメーターの探し方、また問題の持っている性質を知るために、統計力学的なアプローチが求められる。さらに解決したい問題を量子アニーリングマシン扱える数式の形にうまく定式化する必要があり、ここに数理最適化のノウハウが活かされています。"
  "彼らが使っているD-Waveには、調整できるパラメータが多くあり、統計物理の素人だと、全く使いこなせません。ゲート型量子コンピュータの方が簡単だと思ってしまいました。（笑）"