【松尾芭蕉】稀代のアイデアマンが持つ「説得力」の秘密

2019/7/2

「古池」は実在しなかった

──「日本文学で学ぶ『未来のスキル』」。第2回は、「発想の豊かさ」の獲得法についてお聞きします。
石山 「豊かな発想」と簡単に言うけれど、これは本当に難しいことです。だから今、発想体質を身につけるためのフレームワークとしてデザイン思考が流行っているのだと思います。
では日本文学で発想が豊かな人物とは誰か? それはもう、松尾芭蕉で決まりではないでしょうか。