急成長「NewsPicks」擁するユーザベースが抱える「海外展開の死角」
コメント
注目のコメント
(数値の訂正)オリジナルコメントの新株予約権の行使価格は現状株価の「3割ほど」高いが正しいです。失礼しました。
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(オリジナル)
ユーザベースはフリーキャッシュフローがほとんど出ていないため、ユーザベースにとりM&Aを含む投資は、本質的に、デットでなく、エクイティで行うフェーズなのだと思います(返済の目処が立たないから)。
Quartz買収資金の調達については、かなりアグレッシブなキャピタル・ストラクチャーを作りに行ったように、私には見えます。
すなわち、
・調達は、みずほ銀行からのブリッジローン + みずほ証券への新株予約権の割当というスキームで行っています。
・新株予約権の行使価格は現状株価の水準に比べて7割ほど高く、新株予約権の行使によるエクイティの払い込みの目処は立ちません。
・したがい、エクイティが調達できていないため、ローンの返済は進まず、あと一年くらいでみずほ銀行からのデット・ファイナンス(ローン)の折り返しが来ます。これをどう返済するのかリファイするのか、返済の場合は原資をどうするのか、株価や資本構成上のリスクを検討するに際して気になるところです。
(なお、新規のエクイティでテイクアウトする場合には、結局本件の新株予約権より低い株価での希薄化が生じます。Quartz買収時に増資せず、新株予約権にて株価上昇の賭けに出て、最後は負けたという状態です)
現状のベースケースは、みずほ銀行のローンのリファイ(= 借り換え又は期限延長)なのではないかと思います。リファイまでにユーザベースやマクロ経済に大事(おおごと)がなければみずほ銀行はリファイに応じるのでしょう。
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ちなみに、前回金融危機前に、みずほ銀行が新進気鋭のベンチャー企業のM&Aを男気のローンでバックアップした例があります。それは、グッドウィルのクリスタル買収。
なお、グッドウィルはその後景気後退と不祥事で事業が毀損し、みずほ銀行はそのローンをサーベラスに損切りで売却しました。何を言いたいかというと、銀行が優しいのは事業がうまく行っている間だけです。
(私は個人的にユーザベースを本気で応援しているので、成長を祈念いたします)みなさん、コメント有難うございます。まず、この記事は多くの数字に間違いがあり(例えば売掛金はUB全社(連結)の数字であるにも関わらずQuartz1社の数字と言っていたり、JVRの利益の数字が一桁間違っていたり)、弊社の千葉から訂正をお願いしているので、まずは全ての数字を正しいファクトに修正頂けると幸いです。
Quartzについては何より有料課金事業の立上げが最も大切で私も力を注いでいます。この数字は本決算後に公表するので、そこまで少々お待ち頂けると嬉しいです。因みにNPのオリジナルコンテンツ開始後1年の有料会員数が8000人、米国の有料課金成功事例と言われているThe Inforamtionが会員数1万人を超えたのは3年目。Quartzも課金ビジネス開始後1年でどこまでいけるか、結果を出していけるように頑張ります。
因みに↓がQuartzの有料会員になるとアクセス出来るコンテンツです。是非、お試しくださ〜い!(最後は営業ですいませんm(__)m)
https://qz.com/members/
SPEEDAを開始した時も、NewsPicksを開始した時も大きなリスクを取りました。ただリスクを取る時は根拠のないリスクは取りません。色々ご心配かと思いますが、結果で示すしかないと思いますので買収した時に宣言した通り、収益化まで3年の猶予を頂けると嬉しいです。