[ベルリン 24日 ロイター] - 米交流サイト大手フェイスブック<FB.O>の国際戦略担当責任者を務めるニック・クレッグ氏は24日、会社分割すべきとの声が上がっていることについて、分割はプライバシーなどの問題解決にはならないとした上で、規制を強化することが望ましいとの考えを示した。

同氏は当地での講演で「インターネットの規制が難しいからといって、すぐにネット企業を追いやるというのはいかがなものか」と指摘。その上で「競争や技術革新を推進し、なおかつ消費者の保護につながるような規制の導入に向け政府と協力していきたい」と述べた。

フェイスブックの共同創業者、クリス・ヒューズ氏は5月、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の権限が前例のないほど強大で米国の風土と相いれないとした上で、同社は分割化すべきとの考えを示した。