日産取締役会、2013年の住宅購入巡り西川社長から聴取へ-関係者
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注目のコメント
文春の記事のことだろうが、ケリーさんは、西川さんの住宅購入アレンジメントについて会社の規則を破ったとは言ってない。
①会社による個人へのリーススキームで、リース終了時に時価で会社から買い取る義務が付いているようにみえる。
実際は、実行されなかった。過去に。別の役員用に海外での住居を用意したことがあるが、西川さんの場合は、日本国内での住居用であるところが珍しいと書いている。
②SARの行使日を事後に変更することは、実務上、不可能なはずだ。なぜなら、SARは、単なる計算事ではなく、その裏側には何らかの株式取引が充てられているはずで、一旦決めたなら、数量と実行日は簡単にはかえられないはず。
取締役会は、本人に聞く前に、担当部署から関連する書類を提出させるべきだ。①は実行されていないなら、客観的証拠はない。②は、本当なら、客観的証拠となる書類があるはずだ。チームワークは同じ目的に向かって走っている時は正のスパイラルを生む。
ところが、ひとたび雰囲気が反転を始めると、隣の人間の些細な行動でさえ、自分を陥れるための行動ではないのか、自分の知らないところで何か水面下の動きがあるのではないか、と疑心暗鬼に駆られる。
風声鶴唳(ふうせいかくれい)、例えば昨日までの仲間がスマホで何か静かに入力してる行動でさえ、自分のことを裏切ってるのではと思ってしまうのだ。そして、この感情の動きをよく知った上で活用されるのが囚人のジレンマ。
前回の日産の危機より今の方がよっぽど危ないと感じてしまう。このままのチームメンタルでやっていけるのかが心配だ。経営リーダーチームは一度解散した方が立ち直りが早いのではと思う。会社の規定違反は法律違反ではないのでどうでも良いと言えばどうでもいい。
ただ、それはゴーンさんの件も大概にしてそう。
会計基準違反でも無ければ横領でもない件(ゴーンさん自身ではなく、会社の従業員とその承認者が支払い等の処理を進めたのだから横領になるわけがない)を殊更に騒ぎ立てて立件までしたことと西川さんの件が、平仄が取られないとオカシイよね、と思う。