香港 審議を当面延期 容疑者引き渡し条例改正案
コメント
選択しているユーザー
ツイッターなどのSNSでもかなり拡散されている印象ですよね。警察による無抵抗な民間人への暴行を写した動画も見かけました。
もちろんSNSは意見の偏りが大きいとは思うのですが、香港政府への反発はかなりのもののようです。
香港の政治体制は特殊ですが、選挙があるのは事実。政府側としても無用に反発を招き、次の政府によって条例を再改正されてしまっては意味がありません。
中国政府の手前でもあり撤回するわけにはいかないでしょうが、延期をすると言うのは無難な落とし所ですね。
注目のコメント
市民の反対で香港政府が方針を変えるのは初めてではありません。2003年にも、中国政府の転覆活動を禁じる国家安全条例案が50万人の反対デモで撤回に追い込まれています。今回はそれ以上の規模のデモです。香港政府は妥当な判断をしたと思います。香港には中国大陸の動乱を逃れた人々や子孫が多くいます。しかし、過去90年近く香港人が中国に引き渡された例はありません。97年の返還後も香港にいる限り、中国の法律が適用されることはないという安心感が人心の安定を支えてきむした。条例改正はその安全弁をなくす意味を持ちます。
まだ記者会見は続いています。
立法会へ提出しニ読を進める予定だった修正案を一旦撤回し、香港社会の理解を得られるように丁寧な説明を進めるとのこと。ただし期限は設けないことを明言しました。
(追記)
1時間半に及ぶ記者会見が終わりました。
記者からの質問に対し、本決定は中央政府の指示ではなく、香港政府と行政長官が主導して決定したこと、中央政府は香港政府の決定を尊重していること、行政長官の辞任は否定をしました。
親中派内部からも懸念が上がる中、これ以上は持たないと判断した結果でしょう。一旦は世論の波が政府決定を押し切ったという形になりました。素晴らしい!ひとまずは勝利。自由よ永遠なれ!
エピソード4でレイア姫がターキンに放った名言を思い出します。
The more you tighten your grip, Tarkin, the more star systems will slip through your fingers.
香港の人たち、May the Forth be with you!!
--
【追記】小学校の時に日能研で暗記させられた日本国憲法12条。
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」
香港市民の行動を見て、なるほど、「不断の努力」とはこういうことなんだとはじめて実感を持って理解できた気がする。もし日本の自由が危機に瀕した時、我々もこれをやらにゃいかんな。