【独占】フィンランドで広がる「移動のサブスクアプリ」の正体

2019/6/19
人口550万人の小国で生まれたサービスが、世界の「移動」に大変革を起こそうとしている。
2017年、北欧フィンランドのMaaSグローバル社が手がけるWhim(ウィム)は、それから2年の間に、交通の常識をくつがえしてきた。
交通機関のルート検索、予約、決済が一括でできるWhimは、移動のプラットフォームアプリ。鉄道やバスの公共交通のほか、タクシーやシェアサイクルなどの交通事業者と提携し、新しいモビリティサービスを生み出した。
特徴は、乗り放題のサブスクリプションサービス。月額でお金を支払えば対応するモビリティを自由に利用でき、わざわざ移動のたびにお金を支払う必要はない。
すでに首都のヘルシンキでは10%以上の住民が利用しており、確実に「移動のサブスク化」が進んでいる。
Whimとはどのようなサービスなのか。サブスク化が進んだ先に、どんな未来が待っているのか。そして2019年にも上陸するとされる日本展開の真相は。
NewsPicksはMaaSグローバルのサンタ・ヒエタネンCEOにインタビュー。気になるポイントをすべて語ってもらった。