【現場ルポ】日本でも動き出した「MaaS実験都市」を歩いてみた

2019/6/19
ついに日本でも、MaaS(Mobility as a service)の実験が動き始めた。
2019年6月、日本のMaaS最先端都市を訪ねた。2つの街を舞台にして始まった、未来のモビリティサービスの実験を体験するためだ。
自動車や鉄道といった「モノ」ではなく、移動を1つの「サービス」と捉えるMaaSの考えは、フィンランドやアメリカなどの欧米を中心に浸透。海外では各地で数年前から実験がスタートしている。
一方で日本は、明らかに出遅れている。大半の交通事業者がMaaSの重要性を叫びながらも、まだ実際に動き始めている会社は少ない。それでもようやく今年になって、鉄道会社を中心に実験がスタートし始めた。
日本のMaaSは今、どのレベルにあるのか。NewsPicksは現地に足を運び、その実力をレポートする。

日本初の「MaaSアプリ」

まず記者は、日本で初めてMaaSの実験が開始された、福岡市の博多を訪ねてみた。