タンカー攻撃 トランプ大統領「イランが行ったのは明らか」
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トランプ政権はイラン革命防衛隊を「テロ組織」指定していますから、イスラム国(IS)やアルカイダを攻撃しているのと同じロジックで、国連安保理決議などなくても米国の法律を根拠に軍事行動がとれます。
5月にイランとの緊張が高まった時にはイラクから米政府関係者、民間企業の米国人が国外に退避しています。イラクにはイラン革命防衛隊の命令に従うシーア派民兵組織などがいるため、イラクにいる米国人が立場的に非常に脆弱です。
そのため、今回も米国が何か行動をする前にはイラク国内の米国関係者に動きが出るはずですので、ペルシャ湾岸地域に進出している企業、滞在している方々は、そうした情報に注意していただきたいと思います。米国の出している「証拠」は以下のようのものです。直接的な証拠というより状況証拠というべきものが多いです。
1.6月13日にオマーン沖合でタンカー2隻が攻撃される数時間前、イラン軍の艦艇を監視中だった米軍のドローンがイランの艦艇がタンカーに接近するのを観測。その際、イラン側からミサイル攻撃を受けるも、外れて撃墜はされず。
(米軍は、タンカー2隻を攻撃したというイラン軍の艦艇を監視していたという主張です。ミサイル攻撃を受けた後、ドローンが監視を続けていたのかどうかは公表されていません。監視を続けていたなら、攻撃の際の決定的な映像も記録していそうなものです。)
2.6月13日、タンカー2隻が攻撃され、乗組員が全員脱出した後、救助活動に紛れてタンカーに接舷しているイラン軍の艦艇の映像が公開されています。米軍が公開したもので、米軍のドローンが撮影したと思われます。米軍は、これは、タンカーに付着していた不発の爆弾(リペットマイン)をイラン軍の艦艇が除去している、と説明しています。
(米軍の主張では、攻撃はリペットマインによるものであるとしています。つまり、艦艇でタンカーに密かに接近して、爆弾を付着させ、しばらくしてから爆発させた、ということです。そのりペットマインの中に不発のものがあり、残しておくとイラン軍がやった証拠になるので、除去しに来た、という説明です。)
映像として公表されているのは、「タンカーに接舷して爆弾を除去しているイラン軍の艦艇」だけです。これをもって、イラン軍がタンカーを攻撃した証拠として十分なのかどうか、米国内を含め、各国で見解が分かれています。Remember when John Bolton said about a month ago that “any attack on United States interests or on those of our allies will be met with unrelenting force”? Because the Saudis and Emiratis do.
〈コメント元記事〉
https://nyti.ms/2IGkbQ4