[上海 13日 ロイター] - 中国国営英字紙チャイナ・デーリーがエコノミストの見方を伝えたところによると、中国は「下向きのリスク」に対応するため、今後数週間に金利や銀行の預金準備率の引き下げを通じて流動性の供給を調整する見通しだ。

同紙は金融市場の流動性維持とインフラ投資の支援にはより強力な措置が必要としている。

12日発表された5月のマネーサプライM2と新規人民元建て融資の伸びは市場予想を下回り、当局が措置を打ち出す可能性が高まっている。

同紙は、当局が成長率目標の達成に向け信用拡大のペース加速を求めているほか、新規インフラ事業を賄うために債券の発行を増やしていることから、金融機関は6月に流動性のタイト化に直面しているとの専門家の見方を伝えた。