Visa、ほぼリアルタイムで国際送金できるVisa B2B Connectをリリース。
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これは、プライベートブロックチェーンの効果的な利用方法だなぁ、と思う反面、これ、VISA1社にしたネットワークなんだよな…。と、なんだか、もやもや感が残るところもある。
これまでブロックチェーンのプロジェクトを数多く見て来たけど、やっぱり「コンソーシアム」の難しさを感じていて、産業実装のためには、力のある1社が「俺が構築してやったから、便利だろ、ほら乗れ」方式の方が正直、展開が早いし、一般には安心なんだろうな・・。
でも、長い目で見ると、一社に強く依存しているネットワークは本質的に脆いことを知っておいた方がいい。
注目のコメント
年間30兆円近くに上る手数料をSWIFT加盟銀行で独占している現状に対し、ブロックチェーン系の新興勢力の激しくなっています。その一つとして、今回のVISAの動きは注目されます。
一方、追われるSWIFT側も、高速決済のgpiというシステムを昨年導入しました。
新勢力が加盟企業網を拡 確立する前に、SWIFTがその組織力を活用しつつ、スピードや料金を改良できれば、やはりまだSWIFT陣営の壁は厚いのではと思います。欧州では欧州連合が主体となって推進するSEPA Inst.というクロスボーダー送金決済システムがあります。C2BとB2B、B2C、などほぼリアルタイムで送金・決済できます。アジアでもこの流れが広がっている。しかもクロスボーダー送金手数料は無料(為替手数料はかかる)。
このムーブメントに脅威を感じているのがVisaです。Visaネットを経由せずに、送金だけでなく決済も完了する。
B2B Connectは何としても自社ネットワークを使わせたいという思惑から生まれたものだと思います。でも、世界はクロスボーダー送金手数料は限りなくゼロに近づいています。