無給医 少なくとも2000人 国が初めて存在認める 公表へ
NHKニュース
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「無給医」という言葉ばかりが独り歩きすると、今度は、勤務内容に見合わない低賃金で働く医師や、過重労働で身を滅ぼす医師が置き去りにされてしまうという可能性も懸念しています。その背後に、数多くの「低賃金医」がいることもまた、記しておきたいと思います。
いずれにせよ、一部の医師の給与と「平均」収入によって形づくられた「医師は高給である」というイメージは、大学病院で働く多くの医師の勤務形態や給与の実態に陰を落とし続けているのかもしれません。
高度先進医療と高い安全性を期待される病院が、収益性、人件費、ベッド稼働率、安全性などを同時に追求し、その最適解として多くの大学病院が同様の対応を行なってきました。
特定の病院のみが無能な経営者によって無給医のようなシステムを取っているわけではないという事実は、病院というよりもむしろ、国家の医療システムや保険制度、政策に起因した根が深い問題であるということを物語っています。国がその存在を認め、対策に動き始めたことは、大きな第一歩かもしれません。僕自身や周りは無給医ではありませんが、研修医の時の上司の先生が、毎日朝6時から22時まで働いているのに無給だったことを聞いて、衝撃を受けたことがあります。
労働に見合った対価が支払われることが、患者安全にも繋がると思います。