米利下げ「近く正当化」の公算、貿易戦争など巡り＝セントルイス連銀総裁

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注目のコメント

• 井上 哲也

  野村総合研究所 金融デジタルビジネスリサーチ部　シニア研究員

  ・2019年06月04日

  FRBの金融政策を巡る議論に関しては、地区連銀総裁の方が、政策の独立性などを意識してタカ派的な主張を展開するのに対して、議長を始めとする理事会メンバーが、政治情勢も考慮しながら、「現実的」な主張を展開することが多い印象があります。
  
  それに比べて、今回、地区連銀総裁から利下げの必要性に関する主張がむしろ目立つのは興味深く、つまり通商摩擦の影響が特定の地区に比較的強く現れていることを示唆しているように見えます。