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ボーイング737、主翼部品に欠陥の可能性 点検と交換を指示

CNN.co.jp
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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    リーディングエッジスラット(前縁スラット)は主翼前縁にあって,離着陸時に前面に展開して主翼面積を拡大しする高揚力装置.主翼後縁についている高揚力装置のフラップのほうが良く知られているかもしれません.問題になっている部品は,細かいことは分かりませんが,スラットを前面に押し出すアームのような部品だと思います.
    小さな欠陥では済まないかもしれません.2007年に那覇空港でチャイナエアラインの737-800(偶然にも同じ機体)が,着陸してスポット停止中に爆発炎上した事故を覚えているかもしれません.原因はスラットのアームの先端にあったボルトが脱落して,スラットを格納したときに主翼の燃料タンクを貫通.燃料漏れを起こしたことにあります.
    今回問題のスラットトラックも,折れると,最悪,機体を破損し,燃料漏れを引き起こす恐れがあります.あるいは,片翼側だけ動作しなくなって,空力的な不釣り合いを引き起こし,飛行に支障(墜落はしないと思いますが)を生じる可能性があります.耐空性改善通報に該当するかもしれません.


  • U of Michigan 教授 (機械工学), 副学科長

    こないだ乗ったばっかり。。。(^^;)

    「737-600~900を含む737NGシリーズ」


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