バークレイズ、9月FOMCで大幅利下げ予想 年内下げ幅0.75%も
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クラリダ副総裁やウイリアムズNY連銀総裁の講演がハト気味だったことも影響しているのか、エコノミスト予想が9月利下げ見通しに傾いてきています。他のエコノミストもそのようにシフトしてきている模様。
FF金利先物から計測される市場予想をみても、一週間前までは、9月利下げ予想は五分五分ですが、昨日今日と引き下がって現時点では、すでに7割が9月利下げ見込んでいます。
センチメントが少し変わってきているでしょうか。現在の政策金利は2.25~2.50%。
一方でイールドカーブを見ると、1か月利回りは2.36%だが、一番低い3年債利回りは1.88%。現在の水準から0.75%下がって1.50~1.75%となって、逆イールドの度合いは一定小さくなる(いざ下げればもっと年限が長いところも下がるだろうが)。
ただ現時点で経済が金利ゆえに目詰まりしているかというとそういう感じはしない。むしろ財政出動だったり、株式市場を落ち着かせるという観点での国債買い入れによるリスクフリーレートを人為的に下げに行くことの方が効きそう。とはいえ、好調な景気が長く続いてそれが消えそうなときにどこまで投入すべきかという議論はあるが…(とはいえ、そういうタイミングで関税問題と余計に一気に景気が委縮しそうなことが起こっている)