ルノー、FCAと経営統合の意向 来週にも基本方針決定の可能性
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注目のコメント
個人的には、日産がとるべきスタンスは明快。
1)アライアンスメンバーは多い方がよい。
2)規模の経済のメリットに偏るのはアライアンスのスケーラビリティを制限するので間違い。
3)資本関係は、アライアンスの主たるツールではない。
4)ツールは、自主、独立、協調原則への同意。
手続として、持株会社から事業分野別の統合に進むのは理解できる。しかし、参加メンバー全員に実質的・具体的メリットがあるかどうかの判定がまず大事。
規模の経済によるシナジーも一朝一夕には実現せず、範囲の経済は大抵理屈に終わる。規模の経済は、規模が純増することが前提で、今後自動車需要は純増するのか?
つまり、イタ飯やビストロと蕎麦屋が「統合」したとしても、誰に何のメリットがあるかが分からない。材料やメニューの共通化?お客さんにはどういうメリットがあるのか?
実質的メリットの確認をまずするために、資本関係ではなく、業務提携・技術提携を試行すべきだ。(日産は、かつて、アルファロメオとの合弁で大失敗した)。
確認作業をしない、目をつぶった一発勝負のような今回の提案は同意せず、その実現を阻止すべきだ。
このため、政府による介入に頼らず(所詮、高いものにつく)、あらゆる法的手段を講じる必要がある。