研究報告「東洋人と西洋人は世界の見方が異なる」
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2005年8月に配信された記事。その後どうなったんだろう。
関連の研究は、2003年にWall Street Journalに掲載。
East Versus West: One Sees Big Picture, Other Is Focused
https://www.wsj.com/articles/SB104881491132002400
2004年には研究をリードするRichard Nisbett氏が本を出版。
The Geography of Thought: How Asians and Westerners Think Differently...and Why
https://www.amazon.com/Geography-Thought-Asians-Westerners-Differently/dp/0743255356
興味深い。興味深い記事。
メタな認知プロセスはヨーロッパ系とアジア系で異なるという研究結果。それが人種的な先天的なものによるか、生まれ育った環境や文化のような後天的なものか、この記事からは判然としない。この記事で提示された記事からは、恐らく先天的なものをベースとして後天的なものが影響しているのではないかと考えた。
日米欧それぞれの企業で働いての印象は、個人主義でありながら鳥瞰的に物事をみるのが欧米人(多くの場合、白人)で、集団の利害調整に熱心だがディテールにこだわるアジア人、というものだった。
いずれも一長一短あるが、だからこそ欧米系では自発的なチームワークと個々のリーダーシップが強く求められ、アジア系では一人の強烈なリーダーシップとその下での統制というものに対する願望が強かったような気がする。
この違いに優劣はないと思うが、時代の趨勢に合わせて、違いに基づく特性を活かした個々の能力活用や組織づくりや報酬モデルを考えることが必要なのではないかな、と最近つとに思う。"「彼らの世界の見方は、文字通り、まったく異なっている」と語るニスベット教授は、この違いは文化的背景によるものだと考えている。
ニスベット教授は、電話インタビューで次のように語った。「アジア人は、われわれに比べ、社会的により複雑な世界で暮らしている。われわれよりアジア人のほうが、他者により多くの注意を払わなければならない。われわれは個人主義者だ。われわれははた迷惑な乱暴者にもなれるが、アジア人はそんなことをするわけにはいかない」"