クアルコムが独禁法違反、米地裁が判断 ビジネス慣行見直しも
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アメリカ全体で起きているビッグテックに対する独占的パワーへの反発の一つと捉えられることもあるケース。インテルが5Gレースから撤退した今、クアルコムに依存するしかないスマホメーカーが殆どなので。チップごとに20ドルとかの請求ではなく、スマホの売り上げに応じてチャージしているので、一台1000ドルのiPhone と一台200ドルの安いスマホで同じチップでもクアルコムの取り分が違うんですね。バリューベースプライシング、というところでしょうか?
他のチップメーカーにも特許をライセンスしろ、との判決ですが勿論クアルコムは反対、上訴すると表明。昔AT&Tが解体された時も、特許をライセンスすることが条件の一つでしたので、今後も注視する必要がある大事なニュースです。これ、とても重要な裁判。ポイントは「料率契約」。
①が詳しいが、スマホの卸売価格に対してX%という値付けでQualcommはライセンス料を得ている。ようは同じ知財提供でも、スマホの価格が高いほどQualcommは儲かる。
そして②に記載があるが、各メーカーに同じ条件を適用する条項が契約にある模様で、一個引き下げれば他社(他国)の契約にも影響がある。
①https://eetimes.jp/ee/articles/1712/04/news060.html
②https://newspicks.com/news/3824629一難去って(アップルと特許侵害訴訟和解)、二難が来た感じでしょうか。米国政府府の動きを受けてHuaweiへの供給を止めることになる一方、Huaweiとの特許訴訟(があるようですね)が早期に和解するとの観測が後退するなどHuaweiとの関係が不確実になるところに、このニュースです。
$60を下回っていた株価はアップルとの和解で一度は$90近くまで上げましたが、現状は$69割れになりました。