米大統領選の民主党候補指名争い、バイデン氏優勢
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バイデン氏が選挙戦を通じて明らかにする必要がある点としては、女性やマイノリティに対する過去のスタンスのように、既にメディアが叩いている問題だけでなく、対中摩擦や中東情勢への姿勢も重要であり、かつ、トランプ氏を単に批判すれば良い訳でないだけ、余計に難しい課題となります。
いずれにせよ現職に挑戦する候補が、選挙戦を通じて強烈な個性をアピールするよりも柔軟路線を貫くことが、むしろ意味を持つというのも奇妙な話です。
また、もしもトランプ氏との一騎打ちになった場合、記事が指摘するように歴史上稀な高齢者同士の戦いとなる点も、米国の進む方向を展望する上で無視し得ない意味を持つと思います。確かに好調な滑り出しだったんですが、気がつくと早くも支持率が下落し始めているのが気になります(https://www.realclearpolitics.com/epolls/2020/president/us/2020_democratic_presidential_nomination-6730.html)。
民主党の指名争いで勝つためには、拡大するリベラル層に受け入れられる主張ができるのか、それをクリアした場合、大統領選での勝利には、中西部の労働者票を獲得するために、トランプ大統領よりも魅力的な主張を展開できるのかが重要だと思われますが、今のところ具体的な主張は見えてきません。