【直撃】経団連・中西会長、「終身雇用は限界」発言の真意
- 今の仕事に固執しない
- 仕事の難度で給料を決定
- 定年は関係ない
- 自分のキャリアは自分で設計する
- 給料は会社ではなくマーケットが決める
- 自分のスキルを説明できるか
プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
キャリアという観点でいうと、結局は「自分のキャリアは自分でつくる」という話。
パナソニックでもそうだったが、会社や人事ができることは、「ジョブ型」の導入。そして徹底的な運用。日立はこれを10万人規模で行なっている。そんなのは当たり前の話と評論家は言うが、そこがすごいところ。
そして、個人・社員ができることは、自分のキャリアの棚卸しと、そもそも自分はどうありたくて、何がしたいかを考え、そのためには何を学ぶべきか、Will・Can・Mustを考えることが必要。
で、それも、言うのは簡単。実際の最大のポイントは、それを「実行」させること、実行することだ。
今回の一連の中で最大のポイントは、(自分のキャリアづくりを)やらないとやばいよなぁという「空気づくり」の点。経団連会長で日立トップでジョブ型雇用を導入した中西さんと、日本を代表する企業であり、自動車工業会トップの豊田章男さんが公の場で発信し、空気をつくった。
僕たちONE JAPANができることは、試行錯誤しながら実践し、大企業内、日本国内に、空気づくりと土壌づくりをしていくことだ。
「大企業から内定が出ているのになぜベンチャー企業に就職するのか?」
それこそ大手企業に勤める私の父に、就活を終えた時に言われた言葉です。なんとか私の想いを説明し、最終的には理解してくれたものの、本当の意味では当時は納得していなかったと思います。
『「自分でキャリアを作っていく」という思考が出来るようになるかが最初の出発点。大企業に入ったら、ほっと安心、よかったねという世界ではなくなる』
この言葉を聞いて、その時の記憶が蘇りました。
まだまだ世の中には、当時の私の父のような、「大企業に入れば将来が安心」「終身雇用の会社の方がメリットが大きい」と考える人が多いのが実態だと思います。
自分で自分のキャリアを設計していく。
これからの時代は各々の能力の可視化、透明化が進んでいきそうですね。
新卒一括採用、年功序列、終身雇用……日本型雇用システムの変革を促すご発言を一貫してされている経団連の中西会長に、「終身雇用は限界」発言の真意についてお伺いしました。
中西会長が目指されている世界は、各人の「仕事の値段=給料」を会社が決めるのではなく、マーケットが決める世界であり、そのためには、各人の出来ること(スキル)やジョブ(仕事の中身)の透明化が必要だ、と解釈しました。
この2つが透明化すれば、仕事と個人のミスマッチも生じにくくなりますし、大学などの教育機関で今何を重点的に教えるか?といったことの改善にも繋がります。
また、個人が自分の出来ること(スキル)を明確に説明できるようになれば、人材の適切な流動化が進むとも思いました。明日以降の特集では、そのような自身のスキルを説明できる方法などについても、皆様のお役に立つ情報を提示していけましたらと思います。
スキルはどこでも学べる時代にスキルや職務でモチベートしろと言われても会社の帰属意識はますます落ちるし若者は離れていくと思います。大企業の経営陣に必要なのはどんな待遇だろうが一緒に実現したいと思わせてくれるワクワクするビジョンを提示すること。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか