人間中心のデンマーク流イノベーションとは?
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デザインとは目的の表現であり、その目的達成のために適切なものを適切な場所に配置することを意味します。言い換えると、デザインとは問題解決のための一連のプロセスを設計することと言えます。
そしてその最初のステップに当たるのが「問題の発見」です。何に不便を感じているのか、何に問題を感じているのか、その感性がデザインの発端であり、そこから抽出された現象の裏にある本質的な課題の存在がデザインの最もコアになる部分だと考えられています。
ではデザインとはいわゆるデザイナーやアーティストの専売特許なのでしょうか?もちろんそうではありません。デザインが問題解決を志向する以上、それは企業や弁護士、公務員を含むソリューションを提供できる全ての人間に関係するものになります。そして、彼らを結びつけるのが本質的な課題、さらに言い換えると「その課題を解決した未来のビジョン」になります。
日本は特に職能分化が著しく、組織は機能によって分けられています。しかしこのデザインのトレンドから考えた時には「同じビジョンを共有する者同士の職能を超えた横断的組織」が今後必要になってきます。
自分がやっているPMIもまさにこの一環。未来のビジョンを共有し、そこに共感する様々な機能を持った人間が集まる場を目指しています。
デンマークにおけるこのDDCの位置付けはぜひもっと多角的に観察してみたいと思いますが、その目指す社会像には強く共感します。この記事を読んで思ったのは、
シリコンバレーは、「テックイノベーション」なのに対して、
デンマークや北欧は、「ソーシャルイノベーション」と名付けることが出来るかもしれないということです。
スタートアップを立ち上げようとするときに、どうしてもテックでないとダメだと思い二の足を踏む人達もいると思いますが、決してそれだけではない、ソーシャルも大事な要素ですし、スタートアップすべき内容なのです。
広く情報を集め、一番自分たちに合ったイノベーションを起こしたいですし、そんな小さなイノベーションがたくさん湧き上がるからこそ、大きなパワーが発揮されるのだと思います。米国🇺🇸シリコンバレーも、デンマーク🇩🇰も恥ずかしながら行った事が無いのですが、北欧の社会制度、デザイン、人間中心のイノベーションを感じる為の旅/学びをしたいです。30年先を見据える、近視眼だけでは問題解決に繋がらない。#newspicks