米SEC、シリコンバレーの新興証取承認 ハイテク企業の選択肢拡大
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LTSE(Long Term Stock Exchange)についての記事。
LTSEについては①・②でも触れられて、またそれ以外に金融大手が取引コスト低下を狙っているMEMX(Members Exchange)なども新しい取引所として話題になっている(②・③)。
LTSEは、リーンスタートアップの著者のエリック・リース氏やNetscape作りその後はVC運営しているアンドリーセン氏などが関わっている。5月10日にSECが承認をした。
特徴はLong Term Voting Rightsというもので、長期投資家ほど議決権をより多くもらえるというもの。短期志向にならない一方で、創業者の議決権が種類株含めて高くなりすぎることへのガバナンス課題の解消を狙っているように感じる(機関投資家団体は反対しているが、個人的には現在の種類株よりはもう少し良いのではないかと思うが…)。
サンフランシスコに置かれる予定で、米国の14番目の証券取引所となる。
①https://newspicks.com/news/2511778
②https://newspicks.com/news/3669457
③https://newspicks.com/news/3579538
※ほぼ下記英語記事でのコメント転載、興味ある方は下記も併せてご参照いただきたい
https://newspicks.com/news/3885807リーンスタートアップのエリック・リースがこの数年動いていたLTSEがついにSECの承認!本当に実現しちゃうんですね。四半期目線ではなく長期に渡って社会を革新する企業を支援する資本市場にすべきだということですが、エリック・リース風に解釈するとこの企ては大企業たるNYSEやナスダックに対し、スタートアップ取引所がジャイアントキリングをするもの。既存の証券取引所というのは、運営側の都合や過去の起業家のために作られていて、主役となる上場企業の課題を解決するためにデザインされたものではない。カスタマーである上場企業を向いて、つまり起業家のために作られた市場を目指して既存の資本システムや循環システムを変えていこうという企て。大いに注目です。
これ凄すぎです。現株式市場が過去の企業中心に設計されたものなため、新しい時代新しい会社に合わせた新株式市場をリーンスタートアップの筆者やアンドリーセンが提案して実現しました。長期投資家ほど報われる(議決権が応じて増える)、四半期決算廃止など今発生してる弊害を解決するもの。
日本では1部2部マザーズ市場区分をABCとよく分からない名称や区分に変えようと躍起になってるのとは大違い。。