ギグエコノミー曲がり角、人材確保難しく
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コメント
注目のコメント
ギグエコノミーの最大の問題点は、正規社員と同程度の社会保障が得れないのと、労働組合がない(弱い)ので条件が最低賃金近辺に留まってしまう。ここの改善が必須!
何をもって「曲がり角」と考えているのかは記事だけではピンと来ませんが、Lyftに続くUberのIPOも間近に控える中で、ギグエコノミーやオンデマンドエコノミーの課題があらためて総括されるタイミングとなるのかもしれませんね。
Homejoyが破綻した理由は、直接的には訴訟問題と見えますが、真因としてはユニットエコノミクスと直接取引によって利益確保が難しかったことが大きいと思います。他の方もたくさん指摘していますが、プラットフォーム上におけるワーカーに対するベネフィットをどのように高めていけるのか、が課題ですね将来予想をする際に気をつけるべき点について示唆があるように思いました。
・固定観念から制約要因を見落としがち(例: 多くのサービス業の場合、需要が成長の制約になるので、需要側に気を取られていたら、供給側が制約になってしまう)
・現状を前提に考えがちで、後に起こる変化が予想に取り込めない(例: 当初空き時間を柔軟にお金に変える選択肢は限られていたのが、時間が経過して選択肢が増えてしまい、働き手の交渉力が上がる)
固定観念については、2000年代半ば頃に中国への生産移転が加速した際に、「農村から労働者がいくらでも移って来るから人件費は上がらない」という話が真面目にされていたのを思い出しました。