【新浪剛史】日本企業が陥りがちな「M&A」の罠
NewsPicks編集部
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大型買収後の統合について丁寧に語られたインタビュー。
新浪さんとシャトック氏の笑顔のツーショット写真が、PMIの苦難と成功を物語るかのよう。
サントリーにはPMIの経験とノウハウが残るはずだから、今後の世界戦略がさらに楽しみになります。
「曖昧にしておきながらことを進めるという文化があるから、日本企業が海外企業を買収しても、うまくいかないことが多いんだと思います」
「議論をして、言いたいことはちゃんと言う。これをやれる国にならないといけないというのが、僕の考えです」超大型の買収のPMIを、自ら行ってきた新浪さんの言葉に重みを感じました。
自分の希望を相手にしっかり伝え、時には衝突する。なかなか伝わらなくてもスキップせず、時間をかけて持続性のある関係を作る。
そうした行動をできるようになることが、経営者ばかりではなく、日本の老若男女に求められているのかもしれません。(若者も、上の人などとどんどん衝突して、トレーニングしていけば良いと思います)
それには、自分の意思を明確にしたり、外部環境を論理的に把握したり、相手を尊重したりすることが必要なのかなと。
まずは自分が日々感じるモヤモヤ、ワクワクする気持ちなどを明確化していきたいと思ったインタビューでした。M&Aと聞くと、売り上げや利益が合算されて数字が増えるので、メディアもそれだけで評価しがちです。ただ、本当に重要なのは買ってから。
本日はあまり語られることのない、買収後の統合ステップについて、詳しく語っていただきました。海外子会社の詳細情報を掴むのは簡単ではありませんが、メディアとしても、買収後により注目していきたいと思います。