ナチスも目をつけた「土の皇帝」、チェルノーゼムが直面する危機
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世界で劣化が進む土、ウクライナのチェルノーゼムも例外ではありません。世界地理でもお馴染みの肥沃さナンバーワンの土ですが、どんなに優秀でも適切に管理しないと衰える、という事例。
受験生時代、「チェルノーゼム、パンパ、プレーリー……」とお題目のようにくり返していたことを思い出しました(世界地理組です)。つまらない用語の暗記のかわりに、当時こういう記事を読んでいたらどれほど世界が広がったことかと思います。記事と直接関係ない話ですが…
地理で「チェルノーゼム」「チェルノブイリ」を学んだ時、
なぜあの辺のものはチェルチェルしてるんだ?と不思議に思い
調べたところ、「黒い」という意味だと知り
なるほど〜〜そのまんまやないかい。と思ったことを思い出しました。
土の皇帝 と呼ばれているとは初耳です。
小麦のためにも、踏ん張ってほしいところ…。農地はただ耕せばよい、という単純なものではなく、実はもっと体系的な研究と土地土地の実践が必要な領域。
効率任せにトラクターで必要以上に深く掘り起こしてしまうと、水分を保持出来なくなって最終的に砂漠化を招くおそれがあるし、実際に砂漠化が進んでしまっている。
かつてトラクターの代わりに牛や馬を使っていた頃は、必要最小限しか土を掘り起こすことが出来ず、また家畜の糞尿で必然的に土は良好な状態を維持できていた。
いまこそ科学と技術が農業にもっと投入されるべき。