北朝鮮発射は新型ミサイル 国連決議違反の短距離弾道弾か
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先日の北朝鮮による飛翔体発射ですが、実は新型の300ミリ自走式連装ロケット砲だけでなく、新型の戦術誘導兵器を発射したと朝鮮中央通信が報じています。
この新兵器ですが、信じらないことですが、公開された画像を見る限り、ロシアのイスカンデル戦域弾道ミサイルのコピーと見て間違いなさそうです。(因みに韓国軍の玄武2ミサイルもイスカンデルのコピーだと言われています)
イスカンデルはロシアが現役で使用しているミサイルで、従来の北朝鮮が使用していたスカッドなどとは比べものにならない高性能ミサイルです。
イスカンデルは移動式の固体燃料ミサイルで、機動性に優れ、移動目標に対する攻撃能力を持つ数少ない地対地ミサイルで、加えて液体燃料の注入が必要ないことから、発射前の撃破も困難です。
2018年の軍事パレードに登場したことから開発されていたことは知られていましたが、本当にこの様な新型ミサイルを北朝鮮がコピーし、量産することに成功したのなら、これはかなり驚異的なことだと言えます。
更に言えば、イスカンデルは弾道ミサイルですから、当然国連決議違反となります。
国連決議違反をしてまで、二つの新兵器の試射を行ったのは、最新兵器を誇示することで、更に韓国に揺さぶりをかけることを狙ったものと考えられます。多連装ロケット訓練に対するトランプさんの反応から、米朝の水面下の協議を加速しそうだ。ただ、5月5日の北朝鮮が発信した映像からは、もうひとつの発射体は、どう見ても弾道ミサイルに見える。今回の発射が国連決議違反であることを提起する動きが浮上するのかどうかに注目。日米中ロ韓朝の間で政治的かけひきが始まりそうだ。韓国国防省が5日、北朝鮮が4日に発射した飛翔(ひしょう)体に関するこれまでの分析結果を発表して「新型戦術誘導兵器を含め、(口径)240、300ミリの放射砲(多連装ロケット砲)多数を発射した」と説明した。しかし、「新型戦術誘導兵器」が国連制裁決議に抵触する弾道ミサイルかどうかについては触れていない。このあたりに韓国の「当惑ぶり」が表われている。