富士フイルム、「写真銀行」でグーグル超えるか
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本気を出してリソースを投入すれば世界で戦える可能性を秘めたビジネス。でも中途半端にやれば、グーグルやアマゾンを前に太刀打ちできないだろう。資金はもちろんのこと、データ処理のGPUやストレージの規模、人材、マネタイズの出口などなど、圧倒的に差がついている分野が多すぎる。
高騰するAI人材の獲得競争でシリコンバレーや中国に立ち向かえるのか、M&Aも視野に素早く動けるかが鍵。逆の発想もできます。
スマホやデジタルカメラの登場により写真を撮るのは簡単になりましたが、整理するのが大変です。見返すことは少ないしおじいちゃんおばあちゃんへの共有も大変。なので、実はフォトブックサービスのニーズは結構高く、しかも評判が良いです。最近は結構安価にフォトブックの印刷もできるようになりました。こちらにつなげたいと考えるのが自然。Googleはここまではできていない。けど、検索してみるとわかりますがすでに競合多数。「富士フィルム」としての信頼感、品質をどこまで出せるかがポイントだと思います。
本気出してDNNをトレーニングすると(12,000枚の写真を独自評価)、フォトブックとして残したい品質の写真かどうか、97%の精度で判定できます。実際にDNNが選んだ写真を使ってフォトブックを作ってみると、人間が作ったものとは違うけれどもとても喜んでもらえるものが作れます。
Sijie Shen, Toshihiko Yamasaki, Michi Sato, and Kenji Kajiwara, “Photo Selection for Family Album using Deep Neural Networks,” MMArt-ACM, 2018.サービスもコンセプトも10年くらい古い気が…。
ただのストレージサービスが今からシェアを取れるなんてありえない話で、mixiの「みてね」くらいエッジを効かせないと箸にも棒にもかからないと思います。