[3日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのテスラ<TSLA.O>の株式と転換社債の発行による調達額が最大27億ドルになることが3日、明らかになった。テスラの資金調達としては過去最大となる。

テスラは当局への文書で、株式発行規模を310万株に引き上げたことを明らかにした。引き受け銀行向けのトランシェを含めると350万株となる。当初の発行規模は270万株(1株当たり243ドル)だった。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は当初の計画のほぼ倍となる最大2500万ドル相当の株式を買い入れる。

このほか、転換社債の発行規模も16億ドルとし、従来の13億5000万ドルから引き上げた。利率(クーポン)は2.0%。

市場で旺盛な需要がみられていることを背景に同社の株価は序盤の取引で0.5%高の245.41ドルとなっている。寄り付き前取引では1.5%上昇していた。

テスラは前日、株式と社債の発行で最大23億ドルを調達する計画を明らかにしていた。