金融の事業モデル 10年後は 専門家の目

コメント

注目のコメント

• 野﨑 浩成

  東洋大学 教授

  ・2019年05月03日

  論旨としては、①ユーザーのデジタルリテラシーに合わせたサービス提供を行えない機関は生き残れない、②効果的な情報活用が成否を握る、③キャッシュレス化は簡単ではなく北欧におけるモデルから学ぶべき、といったところでしょうか。
  
  シンガポールやポーランドのデジタルバンクの成功事例が、今後の我が国においても学ぶべき点は多いと思います。
  
  ただ、既存の銀行業が抱える情報生産機能（審査・調査による与信等）、流動性転換機能（現金引出等の利便性）など数々の機能のうち、非銀行新興勢力による脅威が目立っているのは決済機能の一部に限られています。
  飛ぶ鳥落とす勢いに見えた、Amazon LendingやLending Clubをはじめとする与信事業は出色の実績とは言えないのが現実です。
  
  個人的に、ITによる金融業界における構造変化は、事前の予想よりもゆっくりと進行しており、だからこそこの時間を活用して、各銀行の頭の中から改革していく必要があると思います。
• 大槻 奈那

  ピクテジャパン シニア・フェロー 名古屋商科大学大学院 教授

  ・2019年05月03日

  昭和末期の未来の発明予想に「高速 高性能 ファクシミリ」というアイテムがありました (マグロウヒル調査)。
  イノベーションは人々の意識を時に大きく超えるということを如実に表す例だと思います。
  金融の事業モデルも、現在のこうした専門家の予想を大きくリープするかもしれませんね。
• 伊井 哲朗

  コモンズ投信株式会社 代表取締役社長兼CIO

  ・2019年05月04日

  新しいプレイヤーも含めて、担い手が変わっていくことは確かだと思います。