米大学の二刀流選手、NFLドラフトでカーディナルスから全体1位指名
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二刀流といえば、かつてのマイケルジョーダン(NBA, MLB)や橋本聖子(スピードスケート、自転車)、同じ種目内で二つのロールとい意味で大谷翔平(打撃、投手)、類似種目という意味で三浦知良(サッカー、フットサル)や浅尾美和(バレー、ビーチバレー)など。
いずれも転用可能な基礎能力(ポータブルスキル)や信頼・ブランドが圧倒的であり、ピボットが実現しているパターン。
ビジネスに置き換えると、相手に合わせた変幻自在なコミュニケーションスキルと、どんなカオスをも捉え導けるロジカルシンキングとプロジェクトマネジメントスキル、また業界内での圧倒的な信頼やパーソナルブランドを基軸に、転職や副業兼業を成功させられることと同義。
まずは目の前の最初の持ち場で、どれだけ圧倒的な成果を出し信頼を勝ち得るか、が全ての起点。背が低い、というのはNFLのQBでは大きく敬遠される要素(マレーは178cmで、平均は190cm弱)。
背が低いと、それだけでパスが低くなり、手が届きやすいためリスクが高いと解釈されますし、視野も狭くなりがちです。
にもかかわらず全体1位となったのは、ハンデを補って余りあるパスセンスとパススピード、正確性、判断力、あとは本人の機動力。
危ないと思ったら投げ捨てるのではなく自分で走れる、という万能型QBです。
今年の大学フットボールでマレーはインターセプトが少なめ。かつ、4000yds投げて1000yds走ったQBは歴史上2人目だったか3人目だったか。
こういうQBで怖いのは下半身の怪我。一度膝をやってしまうと機動力ががた落ちになり、パスを中心としたQBとしてのパフォーマンス全体にものすごく影響が出ます。数年前のQBロバート・グリフィンⅢがいい例です。今のレイブンズのQBラマー・ジャクソンも機動力が極めて高いためにパスが効いてくるタイプ。怪我さえなければ、大きく期待できる今のNFLのトレンドにぴったり合った素質ですね。楽しみです。