【出雲充】ユーグレナは本当にミドリムシで「世界を救える」のか

2019/4/28
ミドリムシで世界を救う──。そんな野望を胸に抱いた日本人起業家がいる。
出雲充。日本有数のバイオベンチャー企業、ユーグレナの創業者だ。
藻の一種であるミドリムシは、植物のように葉緑体を持ちながら、動物のように細胞を変容させながら動くこともできる、大変珍しい生き物。
動物と植物の両方の性質を備えているため、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など、実に59種類もの栄養素を備えている。
出雲社長はこのミドリムシの特性を生かし、世界の栄養不足問題を解決したいと語る。本当にミドリムシは、世界を救えるのか。
NewsPicksは出雲社長を直撃し、率直な質問をぶつけた。ぜひ熱き日本人起業家の情熱を感じてほしい。
出雲充(いずもみつる)/ユーグレナ代表取締役社長 2002年大学卒業後東京三菱銀行に入行。退職後、米バブソン大学「プライス・バブソンプログラム」修了。2005年8月ユーグレナを創業し代表取締役に就任。同年12月に微細藻ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の世界でも初となる食用屋外大量培養に成功。