[東京 16日 ロイター] - 日本電産<6594.T>は16日、車載電装部品の製造・販売を手掛けるオムロンオートモーティブエレクトロニクス(愛知県小牧市)を買収すると発表した。買収額は約1000億円。買収により、重点成長事業と位置づけている車載事業を強化する。

オムロンオートモーティブエレクトロニクスはオムロン<6645.T>の100%子会社。センシング・コントロール技術を核とした制御機器やシステム、電子部品などに強みを持っており、2018年3月期の売上高は前年比1.0%減の363億2700万円、経常利益は同59.4%増の10億9200万円だった。今年10月末をめどに全株式を取得する。

日本電産は車載事業を重点成長事業と位置づけており、2020年度の連結売上高目標2兆円のうち、車載で6000億円(17年度2954億円)を稼ぐ目標を掲げている。M&A(企業合併・買収)で1兆円までの上積みを目指す。

今期業績に与える影響については、詳細が確定次第、適切に公表するとしている。

*内容を追加しました。

(志田義寧)